モバブルーは長さ50cm、幅50cm、高さ40cmの形状で質量が116kgのポーラスコンクリートブロックです。海底に単独または組み合わせて設置します。
ポーラスコンクリートに使用している骨材は福井県産で、モバブルーは福井県内の工場で製造しています。主な用途は藻場の保全、砂地沿岸や護岸構造物周辺の藻場創出です。その他には多様な海洋生物の育成、Co2の吸収、港湾・漁港工事におけるイメージアップがあります。

モバブルーはポーラスコンクリートで製造されており、内部へいく程狭くなる貫通した横孔があります。また、ポーラスコンクリート内部には海藻育成材が格納されています。それらのため、海洋生物が着生し易く、波の影響で動き難いです。
浦底湾の砂地に設置して3年7カ月後のモバブルーを調査した際には海藻、魚類、岩ガキ、平貝、サザエ、ナマコ、アミエビ、小さな蟹等の着生を確認しています。

モバブルーの設置個所は、港湾や漁港の沿岸部、および、護岸構造物周辺の比較的波の穏やかな箇所としてください。
海底の砂の動きが著しいと想定される場合は砂で埋もれないようにブロックを組み合わせて設置すること等を検討してください。